ペイント&コーティングジャーナル 「1116(いいいろ)の日特集」

2015年11月18日掲載

リノベータを集客する人気店

カラープラザ(神奈川県鎌倉市)

人気スポットの鎌倉にあるプチペイントショップ「カラープラザ」(荻野塗料)が人気を高めている。ペイントスクールを常時開催するなど”色を売るショップ”として地元にすっかり定着。リピーターが増え、口コミでの来店も着実に増加する。湘南のライフスタイル実現になくてはならない存在となっている。

観光スポットとして魅力のある鎌倉に異変が起きている。住民の高齢化が進み、アップダウンの大きな地形にある住宅が空き家となっているのだ。そこに若い人たちが入居し、セルフリノベーションするため来店する。30〜40代を中心にペイントを使って自由自在にリノベるパターン。「カラーチップで色を選び店頭で調色した塗料を持ち帰る。オーダーも石油缶数缶のケースも目立ちます」(担当者)。

カラープラザには米国デポーペイントを設置し、色見本帳などのカラーツールも充実。スタッフはカラーコンサルティングで対応しているが、最近ではユーザーの感度が高まり「自分の色のイメージを持って来店するケースがほとんど」という状況だ。色選びで悩む客はもはや少数派となっている。

その一方で色へのこだわりは強まっているという。カラープラザではユーザーのビフォー・アフターの写真を提供してもらっているが、天井から壁までオールピュアホワトで塗り、家電製品までも塗った白一色主義の客、壁面をストライプにし、床を格子柄に塗り分けるケースなど、ペイントの活用も大胆かつ独創性にあふれる。しかも下地の状態やマスキングも無造作だ。勢いで「とにかく塗ってしまえ」のパターン。

また若い人たちが起業する傾向を受け、小さなテナントをペイントリニューアルするケースでの来店が増えている。店の造作は大工が行い、仕上げはオーナー自らペイントして仕上げる。飲食店をオープンするために来店した30代の男性客はカラーチップをえらびつつ「ダークなイメージにしたい。照明との相性を考えています」と話し、ブラックによったベージュ系の色をセレクトしていた。

同ショップの担当者は「8年近く色を選べるペイントショップをアピールして、リピーターと新規客が増えている。ペイントカラーはクロスにはない世界があるとの認知はかなり浸透しました。ペイントスクールも初歩のカリキュラムから、もっと高度なインテリアを演出する内容にバージョンアップしていきたい」とコメントする。

暮らしとインテリアカラーとの相関性は消費者が強く求めるニーズとなっており、「カラープラザ」の存在感は地域に根付いたようだ。

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