プレスリリース > ペイント&コーティングジャーナル「1116(いいいろ)の日特集」

『とりあえず派』増殖中

2014年11月12日掲載

カラープラザ(神奈川)

 鎌倉のプチ・ペイントショップとしてすっかり定着した「カラープラザ」(荻野塗料)。色を選んでペイントが買える店として浸透し、リピーターはもとより新たな客層も増えている。特に目立つのはリノベーションに関わる新規顧客。DIY指向からリノベーション企業、賃貸住宅オーナーとさまざま。ペイントの持つリノベーション力に期待する

 

 

 湘南の中核である鎌倉は住みたい街としてトップランクの人気スポット。その一方で住民の高齢化などにより空き家・空室も目立つようになってきた。東京周辺からも安くなった中古住宅やアパートを求め若い層の流入が増えている。

リノベーターの傾向は二極化していると担当する柴氏は指摘する。「塗装を体験してからDIY塗装するそうと、とりあえず塗ってしまう層とに分かれる」と言うように『とりあえず派』が増殖中。この層はお金の節約意識が強く、安価にリノベーションできる手法としてペイントを選択する。壁面に関しては壁紙という選択肢はあらかじめ排除されている。

しかも色使いは実に大胆で自由。小さなショップをオープンするためオールペイントしたのは、手づくり感と個性を引き出したいという30代の若手オーナー。中古住宅を借り、友達と一緒にペイントパーティーする例も。共通しているのはペイントのパフォーマンス性にある。モノの形状や素材で限定されないペイントの自由度は、彼らにとって他に代えがたいツールであり、表現媒体だ。しかも資金のない彼らにとって「ペイントはとてもリーズナブル(割安感)」との実感がある。

『とりあえず派』は失敗を恐れない。特に注目されるのはペイントのプロセス自体をパフォーマンスにしてしまうくらいの軽いノリがあること。塗る過程でどんどんデザインの発想が変化するもの彼らの特長。色ムラ、色スケそのものをデザインしてしまうくらい自分勝手流。カスタマイズの見本はなく、自分のイメージで実現したい思いだけがある。

このためカラーテイストも独特だ。自分の色の世界を持つ場合が多く、色見本帳で色を選ぶことはしない。色相に関してはその場で判断して決める。極端なケースではオールホワイト住宅をDIY塗装したケースがある。ピュアホワイトが好きで壁から天井・床まで白いペンキで塗り、はては家具、冷蔵庫まで白に塗り替えてしまった。本人は高い自己満足感に浸る。

リノベーターと言われる層が増えている背景には既成の価値の否定がある。○LDKといったステレオタイプは彼らにとって住まいではない。住まうスタイルを変化させる空間こそが彼らの指向なのだ。「自分で変えられる空間」は彼らを定住型からノマド(遊牧民型)にし、住みたい土地を求めて移転するスタイルを当たり前のものとする。

しかも男性よりも女性が主導権を持ち、リノベーションを加速させているという。「住まい方を含めた女性のライフスタイル指向はとても強いと実感しています。その分こだわりがすごくある。色に関してもティファニーブルーに決めているといったような信念に近い基点がある。そこからカラーコーディネートイメージを膨らませる方が目立ちます」(柴氏)。

女性にとって住空間は自己実現のためのかっこうの対象といえる。世代を問わず住への関心は高まっている。特にペイント女性の感性に強く訴えるものがあるようだ。「単にカラーイメージを求めているのではなく、生活や暮らしの中で自己確認するスタイルの手段としてペイントを最適と見る傾向です」(同)。

カラープラザでは毎週塗装教室を開いているが、そのスペースは1坪ほど。参加定員2〜3名。小さなショップの狭小スペースでの塗装教室がかえって参加者同士の親近感を生み、会話も自然と弾む。鎌倉という地域性にフィットしたカラープラザは、ライフスタイルの発信源であると同時に、顧客が業態を変えていく可能性もひそめ、その存在感を増している。「リノベーションが追い風となって生活スタイルの変化を呼び込むことになる。」

⇒ 実際の記事

第19回建築・建材展2013 光触媒ゾーン出展

地球環境に優しいガラスコーティングクリーンなの®

室内照明で空気がきれいシュトークリマサンカラー

海外塗料デボーペイントグリデン輸入販売元

全国のネット塗装店eペイント

塗料&塗装業界専門誌ペイント&コーティングジャーナル